可変ブログ

色々メモとか。とりあえず自分が分かるように。その後、なるべく人が見て分かるように。可変。

checkinstallが便利そう。

RaspberryPiにROSを入れようとしたら『checkinstall』って便利そうなものを見つけました。
RaspberryPiじゃなくても使えます。


環境

Ubuntu16.04


checkinstallとは?

checkinstall』とは一言でいうと、自分でビルドしたものを『apt-get』で管理できるようにするツールです。

Ubuntuで何かアプリケーションをインストールするとします。
その時、だいたいの場合は『apt-get install』コマンドでインストールすると思います。
このコマンドいいところの一つにインストールしたアプリケーションを管理(簡単にインストールしたり、アンインストールしたり)できるってことが挙げられるでしょう。
ですが、すべてのアプリケーションに対して、『apt-get install』が使えるわけではありません。
最新バージョンがまだリポジトリに登録されていなかったりマイナーなアプリケーションだったりすると、自分でビルドしないといけなかったりします。
その時たいてい『make』、『sudo make install』とかすると思いますが、この時インストールされたものをアンインストールするにはどうすればよいでしょう。
実は自分でインストールされるファイルと場所を調べて削除しなければいけないのです。
中には『make uninstall』でアンインストールできるようにMakefileを書いてくれてる人もいますが、すべてそうではありません。
【参考】

たいていこういうものがインストールされる場所は、他に重要なファイルが保存されている場所だったりします。
削除するべきものを間違ったりしては大変です。
そこで『checkinstall』を使うと、自分でビルドしたものでもapt-getでインストールしたものと同じように管理することできます。
checkinstall』はソースやMakefileからdebファイルを作成しそれをインストールすることで『apt-get』に管理させます。


使い方

【インストール】
checkinstall』はデフォルトのリポジトリにあるのでこれだけでインストールできます。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install  checkinstall



【使用方法】
『make install』とするところを『checkinstall』に置き換えるだけです。
すると何やらいろいろ聞かれます。パッケージの説明をどうするかとかパッケージ名を記入してくださいとか。適当に決めて記入しましょう。
その後メニュー画面みたいなのが出ます。
先ほど記入した、『apt-get』に管理させるときの名前や、説明文、そのほかを編集することができます。該当の項目番号を入力して編集してください。
デフォルトでも良いかと思いますが、名前くらいは分かりやすいものに変えたほうがいいかもしれません。
最後にエンターでインストールされます。インストール中にまた何か聞かれますが、よくわからないのでデフォルトでいいと思います。
あとは、『apt-get』でほかのパッケージと同じように管理できます。